2010.10.06
青森9日目
寺山修司 三上寛 棟方志功 淡谷のり子 太宰治
偉大なる奇人達を生み出したここ青森
なぜか先生方の作品はシュールで哀愁漂う
寒さに耐えうる忍耐強さはそれぞれの作品に反映されて
ものすごい力強さと人間の血の匂いとが混じって
体の奥底の生きる本能をゆっさゆっさと揺すり起こされる理由は
この土地に一歩足を踏み入れれば
少しわかる気がするのです
私の中にあるブルースが目を醒ましました
風の匂い 湿度 物静かな海 太陽がうんと遠く感じる雨雲の量
帰る日にやっと見せてくれた秋の空の青は
けっして手にイレルことのできない恋のように
いつまでもいつまでも
胸の奥にこびりついて離れないのです
なぜかすべてが儚く刹那的
りんごちゃん ああ りんごちゃん
りんごの気持ちはワカラナイ
束の間の夏が過ぎ
心地良い
短い秋が萌えれば
厳しい冬の到来
あたたかい春を迎えて
再びまたお会いできますように皆様
素敵なブルースをありがとうございました