パリなのだ エピソード4

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今日のライブは昨日おとついに引き続き
同じ敷地内にある会場のブラジル館
ポップでモダンな造りの建物は
なんとコルビジェが建築
学生がこんなおしゃれなところに寮として
普通に住めるなんて
いろいろ学ぶことも多そう
文化的な意識の高さにホレボレする

一階にあるこじんまりとしたライブ会場
椅子の木目もステージのアスファルトの赤もいい

そのうえ今日の場所は一番響きがいい

3日目の今日はモリアーティとの最後のライブ
リハ中にトーマが雄叫びあげで下半身のマネキンとダンスをしてる
愉快でかわいいやつ

楽屋にはいつもおいしいワインとドライフルーツとチーズが
たくさんある
モリアーティのみんなはいつも私たちの緊張をほぐそうと
いろんなものを用意してくれる
ほんとにほんとに彼らには救われるのです
こっちの人はワインを水のように飲む
おいしいからぐびぐびいくけど
ぜんぜん酔わない
不思議なもんだ

モリアーティのみんなに勧められて
今日のライブはほぼ生声
体に響く声と会場に響く声と緊張感に押されて
意識の中の無意識の世界へひっぱられた
何とも言えない高揚感
あっという間でよくわからない数十分

ライブ後みんなでまたまた打ち上げ

いろんな反省と気づきと楽しさと喜びと
残りのライブと海外でのライブの実感に浸り 
冷めたペンネとワインで流し込んだ

って言ったってみんなと騒いで笑って楽しめてることに
深い深い喜びをかみしめてるのであります

夜はどんどん更けゆくのであります

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