山下 きよっつぁん展

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 先日 貼り絵の天才 裸の大将 山下清展にいってきました
日曜なのもあってか 混み混みでした
来てはるお客さんはかなり年齢層高く ギャラリーは軽く加齢臭漂ってました
 
展示されている作品はすべてめちゃめちゃかわいくて
これはこれは目が覚め 目が冴え 目が眩む勢いでした
ちかくで見ると ちぎった紙がすっごいこまかくて
こよりを作って 絵に凹凸をださせていたりして
これはこれはふくよかな立体感となって
こちらを圧倒してくるのでした
やわらかくて豊かな作品には
清さんの独特の話口調を思い出させる
不器用な日記が書き足されており
読めばこころが優しい気持ちになって
涙が溢れてくるのでありました
ゴッホに憧れた清さんは油絵にも挑戦されているのですが
それもめちゃめちゃ美しい
ただ 油絵は乾くまで待たなければいけないので
待てない清さんは油絵には没頭できなかったようです
陶器の絵付けもやられていてこれはかなり気に入られたようすで
数展展示されてましたが
これもまためちゃめちゃかわいい

何年も何回も放浪の旅を続けて
おにぎり一つもらえればどこででも行けて
好きな景色と好きなスケッチと貼り絵ができる
こんなまっすぐな生き方をした清さんの心に映る風景が絵になって
今もこうして目近に見れて本当にうれしくおもいました

おにぎりをもらえるアンテナを清さんは
きちんと持ち合わせていたのでしょうが
見知らぬ旅人におにぎりをあげるそんな
いい人が日本にはたくさんいたのですね

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